2019年8月3日
金沢文庫
カテゴリー: プライベートのこと
初めての横浜市金沢区でのお世話で、お客様宅へ向かう途中にふらっと立ち寄ったお寺、称名寺(しょうみょうじ)に、駅名にもなっている「金沢文庫」が隣接していると、後で知りました。
何気なく寄り道した称名寺庭園がとても素晴らしかったので紹介させていただきます。
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称名寺は、鎌倉幕府の執権、北条氏の一族である金沢(かねさわ)北条氏の祖、北条実時が創建したと伝わります。
美しい庭園は実時の孫、顕時(あきとき)の時に造られ、浄土を表す浄土庭園となっています。
武家の文庫として金沢文庫を作ったのも北条実時であり、その後も蔵書の収集が図られましたが、鎌倉幕府滅亡後は称名寺の管理下になり、昭和5年には神奈川県立の歴史資料館に、そして現在の金沢文庫は平成2年に建てられたものです。
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横浜より特急で16分、京急金沢文庫駅から称名寺までの道のり、歩道が緑にぬられていて(ところどころ剥がれかかっていますが)、Google mapなしでもたどりつけます。
参道を進み、巨大な仁王像が鎮座する仁王門の脇から中へ入ると、赤い反橋、平橋と阿字ヶ池が美しい浄土庭園が広がり、池の向こうには緑豊かな山々を背にした称名寺金堂や釈迦堂等が建っています。
「過去」を表す“反橋”
「過去」は、「このように山があって、苦しかった」という意味。
「今」を表す“平橋”
仏の教えを守れば安らかに浄土へ行けることを意味します。
池には鯉や亀もいて、癒されます。
こんなに素敵な場所なのに誰もおらず貸し切り状態・・・(しかも無料!)
と、猫ちゃんが!!
なつこいです(#^^#)
砂利の上をゴロンゴロン・・・
バイバイ
元気でね(@^^)/~~~
これからもお寺と図書館の見回りをよろしくお願いしますね、猫ちゃん!
※鎌倉時代には、金沢文庫が、南宋から輸入した猫によって典籍をネズミから守っていたと伝えられている。 Wikipedia“ネコの文化”より
猫ちゃんのむこうの鐘が、歌川広重が描いた金沢八景のひとつ「称名晩鐘」の鐘。その場では気づかず(知らず)、あとで写真をみて、おお!っとなりました。
お墓の中の北条氏の人たちも、私の無知さ加減に、嘆いていることでしょう(-_-)
いつか、金沢八景をひとつずつまわってみたいなと思いました。
現在、金沢八景は当時の面影がなく場所の特定も難しいこともあり、多くの金沢区民の投票によってできた新金沢八景というのがあるそうです。
が、調べますと、新金沢八景には、称名寺ははいっていませんでした!
ということは、金沢区には称名寺以上に区民おすすめのスポットが8か所あるということですね。
休日にゆっくり訪問しようと思います。この庭園はきっと、桜の季節、紅葉の季節、雪景色も美しいことでしょう。
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